• "事案"(/)
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  1. 港区議会 2003-12-10
    平成15年12月10日区民文教常任委員会−12月10日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    平成15年12月10日区民文教常任委員会−12月10日平成15年12月10日区民文教常任委員会  区民文教常任委員会記録(平成15年第27号) 日  時   平成15年12月10日(水) 午後1時20分開会 場  所   第5・第6委員会室出席委員(9名)  委 員 長  沖 島 えみ子  副委員長   清 水 一 郎  委   員  なかまえ 由紀     杉本 とよひろ         いのくま 正一     秋元 ゆきひさ         杉 原 としお     山 越  明         大 蔦 幸 雄 〇欠席委員         な し 〇出席説明員
     教育長        入戸野 光 政  区民生活部長     武 井 雅 昭  地域活動支援課長   由 井 敏 参   防災課長       坂 口  修  商工課長       山 本  修    住民戸籍課長     大 越 良 之  税務課長       遠 井 基 樹   国保年金課長     宮 内 光 雄  麻布支所長      輿 石  隆    赤坂支所長      近 藤 洋 一  高輪支所長      日 高  泉    芝浦港南支所長    石 橋  潔  教育委員会事務局次長 小 林  進  庶務課長       高 島 正 幸   副参事(教育改革担当)伊 藤 康 博  学務課長       小柳津  明    学校適正配置担当課長 栗 川 幸 雄  生涯学習推進課長   鈴 木 英 二   図書・文化財課長   遠 山 洋 一  指導室長       太 田 達 郎 〇会議に付した事件 1 審議事項 (1)請 願15第45号 港区にフットサル場の設置を求める請願 (2)請 願15第46号 未就学児保護者による飯倉小学校存続要求請願 (3)請 願15第47号 飯倉小学校統廃合に関する請願 (4)請 願15第48号 飯倉小学校卒業生保護者による飯倉小学校存続に関する請願 (5)請 願15第49号 2000年飯倉小学校卒業生による飯倉小学校存続に関する請願                                (以上15.12.5付託) (6)発 案15第12号 区民生活事業教育行政の調査について                                  (15.5.28付託)                 午後 1時20分 開会 ○委員長沖島えみ子君) ただいまから、区民文教常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員をご指名いたします。杉原委員山越委員にお願いいたします。  本日は、傍聴者の方からビデオ撮影をしたいという申し出がありました。許可をすることでよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長沖島えみ子君) それでは、許可がされました。  本日の運営についてお諮りいたします。  本日は、新規請願5件について審議を行いたいと思います。  まず、「請願15第45号 港区にフットサル場の設置を求める請願」につきまして、請願者から趣旨説明をお受けし、その後、請願15第46号から請願15第48号につきましても、請願者からの趣旨説明申し出がありますので、順次趣旨説明をお受けしたいと思います。請願4件の趣旨説明をお受けした後に請願の審議に入りたいと思います。  以上のような予定といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長沖島えみ子君) それでは、そのように進めさせていただきます。 ○委員(大蔦幸雄君) 私ちょっとよくわからないんですけれども、きょうどこか途中で休憩をするようなことを耳にしたんですが、委員長の話でどういうことになっているんですか。 ○委員(いのくま正一君) きょうはせっかく請願者が来ているわけだから、今確認されたような形で進めるわけなので、請願に来ている人は忙しい中来ているわけだから、それを大事にすることが大事だということじゃないですか。 ○委員(大蔦幸雄君) 私がお尋ねしているんです。そういうお話を耳にしたんですが、進め方は今のでいいですね。文句言っているわけじゃない。ただ、どこかで休憩をするという話をちょっと耳にしたものですから。 ○委員長沖島えみ子君) 当委員会が開会される前に、委員長4人が招集されまして、議長、副議長同席のもとに、きょうの委員会運営についてのお話がありました。幹事長会開会云々ということでお話がありました。  当委員会としては、1時から請願代表者方たち傍聴者方たち、区民の方たちがおいでになるので、1時から開会したい旨のお話をいたしました。他の委員会からもお話があったわけですが、他の委員会からは、請願趣旨説明だけをお受けして、その後に休憩を行ってもいいではないかというお話もありました。私は、当委員会では1時間というふうに限ることはできないということ、1時間半程度かかるかもしれないということを申し上げました。大方の意見としては、一定の時間で休憩をせざるを得ないかなという状況でございました。 ○委員(いのくま正一君) 話し合いがあったというのはわかりますが、さっきも言ったように、きょうは請願者が来られて、趣旨説明もして、それぞれの委員から必要な質問もあるかもしれないということですから、時間が決められていて、そこの間でやるということじゃないんだと思うんです。そういう話し合いがあったのはわかりますよ。でも、請願者が来てて、まだ請願趣旨説明があるのに、それを決まったことのように1時間とか1時間半で区切られて、休憩が決まっているということじゃないと思うので、それは常識的に考えて、請願趣旨説明と必要な質疑というのは当然あるわけなので、それは今定例会が始まって、最初の月曜日に委員会で確認していることですから、その確認どおりでやってもらいたい。 ○委員山越明君) さっき、正副議長と4人の常任委員長の打ち合せのときに、議長からお話がありましたと。大方の意見としては、議長は1時に幹事長会を開きたいから、区民文教常任委員会はちょっと待ってくれないかという提案をしました。しかし、保健福祉常任委員会区民文教常任委員会委員長から、皆さんが来ているんだから、先に開会さしてくれないか。それで、保健福祉常任委員会委員長からは、請願趣旨説明までにしてはどうか、その後休憩してはどうかというお話でした。それで大方で合意して、今スタートしたわけですから、今のいのくま委員の話は、私は違うと思うのです。  ですから、請願に来ている皆さんにご迷惑をなるべく少なくするためには、趣旨説明をしていただいて、それが終わった時点で休憩をするということで、沖島委員長は、1時間ではできないかもしれないけれども、1時間半ぐらいかかるかもしれないということで同意をしてきて、今スタートしたわけですから、そのとおりやっていただきたい。 ○委員(いのくま正一君) それは、そういう相談があったということはそうだと思うんですよ。ただ、時間が決められて、そこで1時間半たったらもう終わり、休憩ということが決まっているということじゃないんだと思うんですよ。おっしゃるように、請願者趣旨説明を聞いて、必要な質疑、委員の方から質問だってあるわけですし、それを1時間半たったから、もう決まっているじゃないかということにはならないんじゃないですかということを言っているわけなので、それは常識的に、おととい月曜日に委員会の運営というのは決めているわけですから、そのとおりやってもらいたいということです。 ○委員秋元ゆきひさ君) 恐らくこのやりとりが、これだけの傍聴者の方に、なぜ今こういう議論がされているのかというご理解があるのかどうかということも私は大きな問題だと思うのですが、当然ここに来られている方々は、飯倉小学校の議案の問題だということはある程度ご理解いただいていると思うんですが、それを議会に付託するには、幹事長会を開いて、運営委員会を開いて、その後の本会議で付託先を決める。これは区民文教常任委員会になるわけですけれども、そういった1つの儀式といってはなんですけれども、議会の流れを踏まなければいけないということがあって、ご存じのように、月曜日に区長部局からの意見照会の再度の確認に対して、きのうは再度、庁議で結構ですよと確認した。きょう付託したいということだと思うんですが、確かに議案として、区長部局が決めたものを、我々がどういう形でそれを受けとめるかという問題があると思うのです。  ただ、ひるがえって今いのくま委員が言われたことにも関連するんですけれども、きょうここに来られている方々、これは区民文教常任委員会だけじゃないんですね。ほかの3常任委員会請願者の方が来られている。そういうことで、さっき山越委員が言われたことも踏まえて、各常任委員会委員長で協議がされたんだろうと思うのです。  ただ、この4つの請願、5番目は、きょう趣旨説明をされないということですが、これをきちんと審議するということも、我々委員会に付託された我々の義務でもありますし、また、きょう傍聴に来られている方々からすれば、これは区民の権利なんですね。それを請願趣旨説明を行って、その後そこで休憩に入るということは、正直言って、冒頭申し上げたような状況の中で、どういう形で飯倉小学校廃止の議案が付託されるかどうかわからないような状況下で中断されちゃう。皆さんも恐らく、趣旨説明後の我々議員間での意見のやりとり、それは各会派それぞれご意見が違う部分もありますから、それはそれで正々堂々ときちんと議論すればいいと思うのです。なおかつ、我々と理事者やりとりも、皆さんお聞きしたい、確認したいと思うのです。  それが、今から趣旨説明だけで終わってしまって休憩ということに仕切りをしてしまうということになりますと、一体何時間待てば区民文教常任委員会が開かれるのか。また、ほかの委員会もそうですね。ほかの委員会も同様で、趣旨説明だけして、あと休憩です。一体どこで何時間待てば、しかも、その間どういう状況が議会の中で起こっているのか。これは議会事務局がちゃんと説明してくれるんだったらいいですよ。きょうだってあたふたしているぐらいですからね。  そういったことも踏まえて考えると、私は一定の時間は担保して、きちんと請願を取り上げて、これだけの区民の方がいらしているんですから、議論をした上で休憩をとって、もちろん付託という問題もありますので、それはまたそれで、しかるべきところできちんと議論していただくということが一番望ましいのかなと思うんですが。 ○委員山越明君) 説明します。先ほどの4常任委員会の正副委員長の中での話は、きょう審議しないという話じゃないんです。ですから、先に幹事長会を開いて本会議に付託するのか、請願趣旨説明だけやって、そこで本会議に持っていって、その後審議するのか、どちらかしかないんですよ。だから、きょう審議しないというんじゃないんですよ。審議はするんです。ですから、私は、先ほどはそういうことでスタートしたわけですから、委員長のほうでそのとおり始めていただいて、請願趣旨説明をしていただき、請願に対する質問もあるかもしれません。それで終わったところで休憩していただいて、全体の議会運営に動いていくということですから、やらないということじゃない。それは理解していただきたい。 ○委員秋元ゆきひさ君) とてもわかるんですけれども、ただそこの流れの中で、さっき言ったように、請願趣旨説明して、そこで一たん休憩ということになったとき、じゃ、その請願の審議の時間がいつ始まるのか、いつ終わるのかということと、今の議案の付託との関連で非常にわからないわけですよ。ですから、その間一体1時間なのか2時間なのか3時間なのかという。 ○委員山越明君) それは委員長が説明しなきゃいけないことなんだけれども、私が補足して言った。 ○委員秋元ゆきひさ君) それをお待ちいただくということがどうなのか。それならそれで、ある程度請願の審議をきちんとした上で、それなりの時間の経過の中で休憩時間を決める。今から1時間とか1時間半というふうに決めてしまうのはどうなのかなということです。 ○副委員長清水一郎君) 皆さんの論議はいろいろあると思うんですけれども、一応各委員長が集まって、時間のめどというのが1時間半程度というのがあったかもしれませんけれども、趣旨説明と、それに対する請願者への質疑を行うということになっておりますし、常識的に趣旨説明と質疑であれば、1時間から1時間半でできるのではないかなということで、冒頭委員長が言ったような方向で進めればいいんじゃないですか。 ○委員長沖島えみ子君) 私が1時間半程度ということを言った、それに動揺したとかしないとかという問題じゃなくて、請願趣旨説明についてどの程度かかりますかという話がありましたので、1時間ではとてもじゃないけれどもできませんよというお話を申し上げたということです。 ○委員秋元ゆきひさ君) ただ一言だけ、ここには傍聴者の方、区民の方もいるのではっきりしておきたいのは、そういうことで決まるのか決まらないのか、最終的には多数決なのかもしれませんけれども、その後の時間的な流れの中で、きょうこれだけ多くいらしている区民の方が、一体どれだけの時間をここで費やさなければいけないのかということについては、皆さん一体どういうふうにお考えなのかと思っちゃうんですけれどもね。 ○委員山越明君) さっきの4人の常任委員長が来たときの話では、なぜ今スタートしたかというと、趣旨説明をするだけに時間をとってきている人もいるかもしれない。審議のときには出れない人もいるかもしれない。だからという話が委員長のほうからあったんですよ。では、ご迷惑をなるべく少なくするためには、そういう方法しかないんじゃないのということでスタートしたと理解しています。 ○委員長沖島えみ子君) 今の山越委員の説明は、少なくとも議長のほうではそういうふうにご協力をいただきたいということでいいんですね。だから当委員会が拘束されるわけではないということ。ですから、皆さんにご意見をお聞かせいただきたいということです。 ○委員(大蔦幸雄君) 私は最初にそんなことを聞くつもりはなかったんです。ところが、委員長が、趣旨説明が終わった後、請願については順次審議しますとおっしゃったから、私はそこは聞いていた話と違うなと思ったから発言を求めたんです。だから、別に質疑しちゃいけないとか、そんなことを言っているんじゃないんです。ただ、4常任委員会でいろんな話があったとすれば、請願書はこれを見ればわかるんですから、通常趣旨説明と言いますよね。これに対しての請願代表者趣旨説明を受けて、そこで請願代表者に対して質問する人もいますよね。そこまでは、まだ実質上の審議じゃないんですよね。そこでとまるんだったら、私は何も言わなかったんです。その先審議なさるというから、聞いてる話と違うから。私は直接聞いてないですよ。私は別に委員長でも何でもないんですから。 ○委員長沖島えみ子君) ほかにいかがですか。 ○委員(いのくま正一君) 通常どおりやりましょうということですよ。決めたとおりでね。 ○委員長沖島えみ子君) それでは、今のいろいろなご意見等を踏まえまして、続けさせていただきます。    ─────────────────────────────────── ○委員長沖島えみ子君) 審議事項に入ります。  審議事項(1)「請願15第45号 港区にフットサル場の設置を求める請願」を議題といたします。  請願者大城奈々子さんがお見えになっております。大城さん、前のほうにお越しください。  それでは、請願文を書記に朗読していただきます。                    (職員朗読) ○委員長沖島えみ子君) 大城さんから請願趣旨説明をお願いいたします。 ○請願代表者大城奈々子君) 私は港区にフットサル場の設置をめざす青年の会代表を務めている大城です。  私の会は、フットサルチーム10チーム、約100人で結成している会です。100人という仲間は、コート利用料が高いため、お金を出し合って自主的に試合や大会をしていく中で結びついた方ばかりです。ワールドカップの後、サッカー人気に伴い、ここ数年フットサル人口が増えています。フットサルは、サッカーの11人制とは違い、5人でチームができ、仕事や学校の帰り、週末などを利用してやることが多く、ファウルやタックルが禁止なので、私のような女性でも気軽に楽しめるスポーツです。  私たちがよく利用する羽田では、夜中の3時まで幅広い方々が試合などをしており、毎月予約もいっぱいです。港区では、区民スポーツ大会が毎年11月に行われていて、フットサルで64チームが参加できるんですが、毎年応募するチームが多く、私たちはなかなか参加することができません。また、港区内には田町にしかコートがなく、利用料もものすごく高く、平日の夜、土日などは予約がいっぱいで、ここでも余りプレーすることが困難という声をすごく聞きました。  他区を調べてみると、千代田区では1時間当たり3,600円、中央区では1時間当たり1,000円、大田区では、何と無料でフットサル場が設置されています。田町では、1時間1万5,000円、昼でも1万円。なかなか利用が困難です。公共のフットサル場をぜひ港区内にも設置してほしいと思います。  以上です。 ○委員長沖島えみ子君) ありがとうございました。  請願者の方にご質問のある方はどうぞ。 ○委員(なかまえ由紀君) 千代田区、中央区、大田区、こちらのほうのフットサル場は、一般の方も、皆さんも利用できるんですか。区民じゃないと利用できないんですか。あと、羽田のほうというのは無料なんでしょうか。 ○請願代表者大城奈々子君) 羽田のほうも、同じく1万円とか8,000円ぐらいで使用します。千代田区と中央区では、区民と区民でない方も両方できますが、区民の方のほうが利用料が安いです。 ○委員(なかまえ由紀君) 今のは区民のほうの値段ということですよね。一般の方はお幾らですか。 ○請願代表者大城奈々子君) ちょっと調べていません。 ○委員長沖島えみ子君) ほかにございますか。 ○委員(いのくま正一君) 100人ぐらいの横のつながりがあるということをおっしゃっていましたけれども、それはフットサルをやっている中で、あっちでもやっているとか、フットサル場を借りに行ったときに知り合った人とか、多分横のつながりが増えていくんだと思うんですよね。そういうことで広がってきているということなんでしょうか。 ○請願代表者大城奈々子君) はい、そうです。活動していく中で、港区の青年が羽田にいたりとかするので、声をかけて、「こういうのがあるんですが、一緒にどうですか」と誘いをかけながらやってきました。 ○委員(いのくま正一君) 港区のスポーツ大会みたいなのがあるわけですが、最近、ここの何年間かフットサルが競技の中に入ってきているということで、かなり申込みもあるということを聞いたことがあるんですが、それなんかはどんな状況でしょう。 ○請願代表者大城奈々子君) いつも応募する人がすごく多く、私たちがやるときはすぐにいっぱいです。高齢者の方、45歳以上の方のチームとかも参加できるので、なかなか困難です。 ○委員(いのくま正一君) この請願の中に、港区では港南4丁目の自衛隊の跡地ということになっていますけれども、もちろんお気持ちとして、その土地が取得されれば、ぜひフットサル場をつくってもらいたいんだという気持ちなんだろうと思うんですけれども、そこだけにこだわっているということではないんだろうと思うんですよね。もちろんそれも大いにありがたいことで、ぜひやってもらいたいという気持ちでしょうし、ほかの公共施設とかほかの区の土地とか、そういうところでやれるようにしてもらいたいんだ。そういう受けとめでいいわけですよね。 ○請願代表者大城奈々子君) はい、そうです。 ○委員(いのくま正一君) スポーツセンターが田町にありますけれども、田町のスポーツセンターは、フットサルには使えないんでしたっけ。申込んでも。 ○請願代表者大城奈々子君) 港区で働いていたり、住んでいらっしゃる青年が署名を集めて、スポーツセンターでも使わせてくれとお願いしたらしいんですが、田町に有料のがあるから、そこで使ってくれということで、使わせてもらえなかった。 ○委員(いのくま正一君) それは、なぜ使えないかという理由説明とかは。 ○請願代表者大城奈々子君) 全然なかったです。 ○委員長沖島えみ子君) ほかにご質問ございますか。 ○委員(杉本とよひろ君) 私も恥ずかしい話ですけれども、最近フットサルという競技を知った次第なんですが、きのう競技場も視察に行かせてもらいましたが、先ほど説明の中に10チーム、約100人のやられる方がいらっしゃるということですが、確かに現在港区では、できる場所が1カ所しかないし、当然そこに集中して申込みがあるので利用できないということなんですけれども、恐らく1年に限られた数しかそこでできないと思うんですが、申込んでも大体ほとんどできない状態なんですか。 ○請願代表者大城奈々子君) 田町で私たちが声を聞いたのは、会社で働く青年たちだったんですが、1カ月ずっと申込みをしていたんですが、全然使えなく、やっと2、3カ月待って使えるようになったとか、そういう方が結構多かったです。 ○委員(杉本とよひろ君) そういうお話を聞きますと、恐らく2カ月か3カ月に1回できればいいという感じですよね。ふだんは、練習ですからそんなにスペースはとらないと思うんですが、練習場所はそれぞれ確保してやっているんですか。 ○請願代表者大城奈々子君) 田町では公園も少なく、練習場所もないぐらい。 ○委員長沖島えみ子君) ほかにございますか。
    委員(杉原としお君) 先ほど関係するチームが10チームぐらい。区民大会というのは毎年やっているのかということ。それから、上部の団体というのはあるんですか。港区から都大会とか、そんなようなことはまだ。 ○請願代表者大城奈々子君) 区民スポーツ大会というのは、過去4回行われてきて、それがずっといっぱいで参加できないということです。 ○委員(杉原としお君) わかりました。 ○委員長沖島えみ子君) ほかにございますか。  それではないようでございますので、大城さんどうぞお席のほうへ。  ありがとうございました。    ─────────────────────────────────── ○委員長沖島えみ子君) 次に、審議事項(2)「請願15第46号 未就学児保護者による飯倉小学校存続要求請願」の趣旨説明をお受けしたいと思います。請願者井山康雄さんがお見えになっております。  それでは、請願文を書記に朗読していただきます。                    (職員朗読) ○委員長沖島えみ子君) それでは井山さん、請願趣旨説明をお願いいたします。 ○請願代表者井山康雄君) 請願者の井山です。貴重な時間を5分ほどちょうだいして趣旨説明をいたします。  私は東麻布に住んで42年目になりますが、赤羽小学校通学区域に住む孫娘を、私の住まいを経由して飯倉小学校へ通わせています。3年生です。この子は、私のしゅうと、家内、3人の娘どもに続いて、親子4代にわたる飯倉在校生であります。おまけに、この子の妹は来春就学しますので、姉に続いての飯倉入学を希望し、11月7日に書類を提出しました。11月21日付の教育委員会からの学校選択希望票の再提出要請には、当然のことながら応じておりません。つまり、再提出不要の確認を学務課でもらっております。  去る11月21日開会の当委員会の席上、理事者が読み上げた30年前の文部省通達、「公立小・中学校の統合について」、通称Uターン通達にうたわれる3つの原則は、当廃校事案に照らしてぴったりのものでありました。もし飯倉小学校廃校案が本会議に上程された場合、全区議会議員の皆さんを前にして、再びこの通達が読み上げられることを切望してやみません。  さて、私の後に続く請願者野村知義氏及び福神三平氏の趣旨説明により、私たちの廃校棚上げの思いは余すことなくお伝えすることになると思いますが、どうしてもこの場であらかじめつけ加えなければならないことがあります。  朝日新聞の11月29日付東京版に、飯倉小はこの数年児童数の減少が深刻化しており、一時は一部の学年で複式学級を導入云々の記事があります。なぜ児童数の減少が深刻化したかについては触れておりません。取材できなかったからであります。なぜ取材できないか。私たちには、ありのままを公式の場で言えない事情があるからであります。もし言ってしまえば、私たちの廃校阻止運動、現時点ではもう戦いと言うべきかもしれませんが、この基本姿勢、フェアであること、つまり公明正大であることが守れなくなってしまい、続々と隣接校へ入学または転学していった子どもたちと、その家族の私生活を脅かすことになります。この子らの親は、数年来飯倉がなくなるという根拠のないうわさに踊らされ、疑心暗鬼にかられるように、古川を渡って赤羽小へ、東京タワーを越えて御成門小へ、そして外苑東通りをまたいで麻布小へと、我が子を入学させました。残念ながら、私たちはそれを黙っているよりほかなかったのです。  問題のうわさをまき散らしたのはだれか。これまた大変残念なことに、港区側に立つ人でした。問題のうわさをまき散らした方には、私たちのことしの署名運動にまで容喙されてしまうという事実が発生いたしました。私は、11月13日の廃校案決定に至るまでの連続5回、教育委員会の会議を傍聴しましたが、5人の委員の方々は、港区の義務教育行政の中枢にあるというのに、初めに廃校ありきから出発した拙速そのものの審議内容からは、子どもたちへの思いやりが全く感じられませんでした。  朝日新聞のコラム「素粒子」の記者の言をかりれば、まさしく「民を見ず、ただ上目使いの役人根性」を見聞きする思いでした。具体的に申し上げるとフェアでなくなりますので差し控えますが、私は教育委員皆さんの資質を疑わざるを得ません。私は、37名の飯倉っ子たちに対して、事ここに至るまで何の力にもなれなかったことをわびなければなりません。港区の義務教育行政の質の低さと、私たち大人の民度の低さとはどうやら相関があるのではと、今になって反省しております。しかし、飯倉小がもし存続となったら、老骨にむち打って、在校生増加に全力を尽くすことを誓うでしょう。  終わります。ありがとうございました。 ○委員長沖島えみ子君) 請願者の方にご質問のある方どうぞ。 ○委員(大蔦幸雄君) 私は出された資料、つまり現実について、1点だけお伺いします。  ことしの4月7日現在で、飯倉小学校の児童数を拝見しますと、これはずばり出ているわけですが、飯倉小学校の正規の学区域内の子どもたち、これが現在在校している6年生までの対象になっていた児童さんが104名いらっしゃるんですね。そのうち25名が、今現在飯倉小学校に就学されておるわけです。就学率としては24%と、残念ながら普通なら逆じゃないかと思うくらい就学率が悪い。当然この数字はご存じだと思いますけれども、だとすれば、原因はどこにあるんだとお考えでしょうか。お伺いします。 ○請願代表者井山康雄君) まさしく今大蔦委員のご質問にありますとおり、私が先ほど読み上げた区側におられるある方の根拠のないうわさに踊らされて、ここ数年来少しずつ、しかも急激に減っていったわけです。したがって、今104名とおっしゃったのは、普通の8割方地元から通学するという一般の実績から照らして、事ほど異常になっているというのを先ほど理由として申し上げた次第です。 ○委員(いのくま正一君) 今の説明の中で、教育委員会をこの間ずっと見てきたというお話がありました。8日の教育委員会では、もちろんよくご存じだと思うんですけれども、教育委員会の議論の中では、この間保護者や関係者に、最大限できる限りのに努力をしてきたということが言われていたわけなんですよね。私も傍聴しておりましたけれども、そんなことは全くないなと思いましたが、その感触はどうでしょうか。 ○請願代表者井山康雄君) 感触は、憲法23条、26条の意思を全くお持ちにならないで審議を続けておられる。そういう感触で傍聴させていただきました。 ○委員(いのくま正一君) それと、教育委員会が努力をしたと、そうは思わないんですけれども、彼らは言っているわけですが、その中身は、よく考えてみると、何か経過書みたいなものをそれぞれの関係する家に、ポストに文書を入れていったということのようなんですけれども、ずっと前のことじゃなくて、ここ直近ですね、それがポストに入っていたというだけだと思うんですが、そうでしたよね。 ○請願代表者井山康雄君) 確かにおっしゃるようにポストに入っていただけなんですが、これはしかし、あくまで教育委員会事務局のおやりになったことであって、その指示を5名の教育委員の方がしておられたかどうか、これは私ども大変疑問に思うところです。  教育委員の方々は、これまたアンフェアになりますので、お名前は出しませんけれども、なぜ資質を疑うかと申しますと、ある1人の方だけの例をとりますと、これは5回全部録音してありますからいつでもお聞かせできるんですけれども、今各小学校でやっていると思います漢字検定の3級、この常用漢字が読めないで審議にお入りになっているという事実があります。漢字検定3級というのは、中学2年程度なんですよ。そういう方を教育委員としてお選びになったその理由が私は不思議でしようがないんです。そういう方の中から生まれた発想なり、審議の結果なり、住民としてどうして納得できるでしょうか。そういう感懐を抱いております。 ○委員長沖島えみ子君) ほかにございませんか。 ○委員秋元ゆきひさ君) 平成3年から、飯倉小学校が100人を切ってきたという経緯があるわけですよね。港区でもその後いろいろ考えて、港区なりに手当てを打ってきた。打ってこなければいけなかったんだろうと思うんですけれども、少なくとも平成12年から13年にかけて、他の自治体のさまざまな学校改革の流れを受けて、特色ある学校づくりということを標榜して、教育委員会でもそれに取り組まなければいけないという流れができてきたわけなんですが、この間、飯倉小学校に関して、地域の方々、もちろん保護者の方も含めてですけれども、港区教育委員会として、特色ある学校づくり、あるいは少人数学習じゃなくて、学習というのはどこの学校でもやっていることですから、飯倉だけの問題じゃなくて、少人数学校教育というものについて、何らか皆さんに投げかけがあったのかどうか。そういう議論をしようじゃありませんかとか、教育委員会として特色ある学校づくり、あるいは少人数学校教育というのは、港区としてはこういうふうに考えていますよというような、少なくとも皆さんにそういう問いかけ、投げかけがあったのかどうかということについては、まち場の方の率直なご意見として、あったのかどうかということをお伺いしたいんですけれども。 ○請願代表者井山康雄君) 今ご質問がありましたような事実は、現実としてはありませんでした。ただ、書類上はあったように、事務局のほうで捏造とまで申しませんけれども、枚数だけ整えられて、それなりの結論を教育委員5名の方がお出しになった。そういう形になっております。現に話し合いの中で、最初飯倉小学校通学区域は、麻布小学校のそれに統一するという話が出てきましたけれども、いつの間にかそれは立ち消えになってしまった。  それから、少人数学級については、私どもはこれこれの理由で少なくなってしまったんだから、少人数学級でもいいんだと。少人数学級だからいいということは一言も申し上げていません。少人数学級になったって構わないんだ。これでもし存続が決まれば、全力を挙げて出ていった人を呼び戻すなり、隣接のほうから呼び入れるなり、私たちは最大限の努力をするということですから、少人数になったことは一向に気にしておりません。なのに、いきなり芝小の問題が浮き上がってきたんですね。芝小なんかにだれ1人行くものですかというのが母親たちの意見なんです。したがって、ご質問にありましたそういった経過は、全くといっていいくらいありません。 ○委員秋元ゆきひさ君) そういうことで、皆さんが芝小での少人数学校教育の問題について、教育委員会から、こういう考え方を持っているよというふうに、仄聞であれ、ご本人が直接聞いた時期というのは、ことしの大体いつごろでしょうか。 ○請願代表者井山康雄君) 定かに記憶しておりませんけれども、私どもの意見を聞くという会合が、飯倉小体育館で2回行われました。そのときに、形の上ではありましたけれども、具体的に、教育委員会としてこうこう面倒を見るからとか、具体的に案をつくってあるからとか、そういうことはありませんでした。「あそこの校長先生はこういうことをやっておられますから、そういうことを頭に入れておかれたらいかがでしょう」、その程度の説明しかなかったと記憶しております。 ○委員長沖島えみ子君) ほかにございませんか。 ○副委員長清水一郎君) 4代そろって飯倉小学校というお話を伺いました。また、井山さんのお年から考えて、大変失礼なんですけれども、飯倉小学校は、一時戦災でなくなってしまった時期がまたいでいるのではないかなと推測されるんですけれども、そのあたりの、復活するに当たってのご苦労をとなると長くなりますので、昭和20年代前半というか、一時期どこかと一緒になったり、あるいはどこへ行ってもいいですよという時期があったと思うんですよね。そのあたりの思いを、ほんの短くお聞きしたい。ほかの方ではなかなかお聞きできないので、よろしくお願いします。 ○請願代表者井山康雄君) 先ほど申し上げましたしゅうとというのは、明治生まれですから、もちろん故人ですが、中之橋のたもとの旧校舎に入って、旧校舎を出ております。家内は旧校舎に入学したんですが、戦災で焼けましたので、疎開先から帰ってきましたらなかったものですから、やむなく南山小学校を卒業しております。娘ども3人は、もちろん今の校舎に入って、今の校舎で卒業しておりますけれども、その間に家内の妹は新校舎に入って出ておりますから、昭和28年と聞いておりますけれども、28年に復活したのが今の校舎だと思います。ただ、125年といいますのは、偶然ですが朝日新聞の創立と全く同じなんですね。今朝日新聞で125周年をやっておりますが、いかに歴史のある学校であるかというのはおわかりいただけると思います。ちょっと的を射た回答ではないと思いますが。 ○委員長沖島えみ子君) ほかにございませんか。 ○委員(杉原としお君) きょうはどうもご苦労さまでした。請願の理由の終わりから3行目ぐらいに、「複数の小学校を見学した上で飯倉小学校のすばらしさを再認識し」ということなんですが、学校公開日とか、何校か見学にいらっしゃったわけですか。 ○請願代表者井山康雄君) 飯倉小学校は学校公開日に参りました。ただ、もう1校行きましたのは、下の孫が通っております赤羽幼稚園の近くにある小学校ですから、公開日には行っておりませんけれども、毎日送り迎えしておりますので、小学校は毎日外からのぞかせてもらっております。そのほか私は行っておりません。署名したほかの方々は行っていると思うんですけれども。 ○委員長沖島えみ子君) ほかにございませんか。 ○委員(杉本とよひろ君) 私もちょっと杉原委員と関連するんですけれども、私もここのところをお聞きしたいと思ったんですが、ほかの学校とどういった点ですばらしさを再認識されたのか。当然、先ほどご説明いただきましたように、伝統ということもありますし、飯倉小学校の特色ある学校の歴史的な部分もあると思うんですけれども、どういう点で再認識されたのか。簡単で結構ですので。 ○請願代表者井山康雄君) お話しすると長くなりますけれども、まずテレビ等で紹介されましたように、東京タワーに一番近いところですね。校庭に出ますと、本当に見上げるようにタワーがそびえている。それから、校舎の後方100メートルのところに、ご承知のように旧東京天文台、今の日本経緯度原点がある。ご承知と思いますけれども、毎朝の新聞に出ております東京の日の出、日の入り、月の出、月の入り、正午月齢、これはあそこで観測したものであります。実際には計測器はありません。よそでやったものを換算しております。ですから、もし月の動きとかなんかを説明するときは、前の日の新聞を持ってくると実によく説明できるんですね。  それからもう1つ、生きた学習資料としましては、校門から出まして300メーターほどだらだら坂をおりますと、古川にぶつかります。古川には体長1メートルに及ぶボラが泳いでおります。トドには20センチばかり届かないので残念です。これなんかは全く生きた教材としていいものだと思います。  それから、飯倉小の立地条件は、都心に珍しく大変空気のいいところであります。麻布小はそばに高速道路が通っておりますから、うるさくて、しかも空気は悪いですね。赤羽小は、周りに病院が多いので、ちょっと私どもは。あとは、御成門とかその他は遠いので問題にならないと思いますが。  それともう1つ、余り知られておりませんけれども、玄関の伊藤博文の右書きの「飯倉小学校」という看板、これは書からレリーフにしたものでありますけれども、そのほかに、実は休園中の飯倉幼稚園の玄関に掛かっておりました三条実美の直筆の書の扁額があります。これは教育委員会で文化財に指定されたかどうか知りませんが、ちなみに東京国立博物館の併設館の陳列に行きますと、三条実美の直筆の書は掛け軸になっていつも飾られております。そのぐらい価値のあるもので、125年の重みと、空気のよさと静かさ、そういうものでかけがえのない小学校であると、私はここ42年間ずっと思っております。 ○委員長沖島えみ子君) ほかにございませんか。よろしいですか。  それでは、井山さんどうもありがとうございました。    ─────────────────────────────────── ○委員長沖島えみ子君) 次に、審議事項(3)「請願15第47号 飯倉小学校統廃合に関する請願」の趣旨説明をお受けしたいと思います。  請願者の野村知義さん、大嶋正男さん、西口由美子さんがお見えになっております。どうぞ前のほうへお越しください。  請願文を書記に朗読していただきます。                     (職員朗読) ○委員長沖島えみ子君) それでは、野村さん、大嶋さん、西口さん、請願趣旨説明をお願いいたします。 ○請願代表者(野村知義君) 皆様こんにちは。私は、港区東麻布1丁目5番8号に住みます野村知義でございます。  私の父は、飯倉小学校で校医として働かせていただきました。また、私の娘で3代目であります。この小さいながらも飯倉小学校を卒業し、長女は理系の大学へ進学し、下の子は私立の学校でありますけれども、高校3年で来年の大学受験を目指しているところでございます。本日は、飯倉小学校を存続し、継続発展させる強い気持ちを持って参りましたので、どうかお聞き入れいただきたいと思います。  まず、日ごろは東麻布住民、また港区の発展のために日夜努力されております諸先生の皆さん方に対しまして御礼を申し上げます。ありがとうございます。また、港区教育行政を担っていらっしゃる教育委員会皆さん方に対しましても、厚く御礼申し上げます。  さて、私は口下手でございます。きょうは、皆さん方により理解いただくためにパネルを用意させていただきましたので、ごらんいただきたいと思います。限られた時間でのパネル製作でありまして、至らぬ点はあるかと思いますけれども、ぜひお酌み取りいただきたいと思います。  まず初めに、飯倉小学校の児童の声がどうであるかということをお聞きいただきたいと思います。37名の児童、それの保護者、例えば児童の言葉であれば、「お願いです。飯倉小学校をなくさないでください。飯倉小は大家族なんです。でも、飯倉小がなくなると、みんなばらばらになり、家族ではなくなってしまうんです。お願いです。飯倉小をなくさないでください」という4年生の言葉があります。まずこれをお聞き届けいただきたいと思います。ほかにもありますが、1つだけにさせていただきます。  また、飯倉小学校の特徴であります山形交流学習会での5年生の方の感想文をつづったものがここにございます。「私が夏の交流で楽しかったことは、私の家に泊まったあゆみちゃんと一緒に畑へ行ったことです。畑にはいろいろの野菜がありました」。都会にいながら、この交流会を通して、畑で生活することを覚えた。まさにここで体験学習が行われているということを実証していることであります。きょうは、子どもたちの切なる願いの千羽鶴も用意し、地元住民の皆さん方が連ねて参加しております。この気持ちをまず酌んでいただきたいと思います。  まず初めに、飯倉小を守る会の訴えといたしまして、飯倉小で学びたいと望む子どもの切なる願いをかなえさせてください。飯倉小で学ばせたいと望む保護者の切なる願いをかなえさせてください。山形交流学習会を通しての飯倉小、富長小、堀内小の末長い交流と、子どもたちの小さな夢と希望をかなえさせてください。そして、港区に住んでよかったと言える、飯倉小を核とする新たなまちづくりの願いをかなえさせてください。私たちは言うだけではございません。きょうからの飯倉小発展に向けた力強い行動を見守り、期待してください。希望、そして心の準備の時間をいただきたい。そんなふうに思うわけでございます。  それでは、先ほど来ご質問をいただいております飯倉小ということでご説明させていただきたいと思います。本来ならば、これは教育委員会皆さんがご説明いただいてもしかりと思いますが、私の解釈している範囲でお答えさせていただきたい、趣旨をご説明させていただきたいと思います。  私は、平成5年、6年と飯倉小学校でPTA会長をさせていただきまして、その後、港区小学校PTA連合会で副会長を2年、その後、東京都小学校PTA協議会で副会長を2年させていただきまして、東京の小学校の実情を把握し、また諸外国の実情も把握しておるところでございます。  さて、飯倉小学校は、ご存じのように東麻布地域に所属し、この地域といいますのは、芝公園4丁目、麻布台2丁目、それからパートナーとしましては、御成門小学校、南山小学校、東町小学校、赤羽小学校、そして麻布小学校でございます。  これらの地域のもとに飯倉小学校もあるわけでございます。本校の児童は37名。創立は、先ほど来ご説明しておりますように明治11年、創立125年です。発足したときの人数は86名でございます。このように、発足したときからこの小学校は小規模でありまして、その後、人数は増えましたけれども、もともとが小規模な学校であります。それを港区は容認し、今まで来ているわけでございます。  さて、御成門小学校であれば271名の皆さんが学んでおりますけれども、ここは総床面積が7,204平米ございます。飯倉小学校は2,696平米と、大規模校の37%の床面積でございます。また、小学校が少人数であるといろいろと予算をむだ使いしているのではないかというようなことも言われておりますが、御成門小学校は新規に建てたものでありまして、この建設費、土地取得費、それから維持費、光熱費等を考えますと、損得はないのではないか。ここは詳細に計算しております。そういう見方も必要ではないかなと思います。  飯倉小学校は東京の中心、東京タワーのふもとにあり、港区のシンボル的存在であります。そして、学校選択希望制導入初年度でありますけれども、子どもを置いていただいている。この時期に、効果把握もこれからの時期に、なぜこのような問題を拙速に出すのか。なぜかわかりません。これは先ほど来私どもから説明しておりますように、意図的な風評流布があったのではないかと思う節が多々あるわけでございます。これは私が会長をしていたときも、このようなことをよく聞いております。そして、ここにいる37名の子。よく言います。「人の命は地球よりも重い」。37名の子どもの命は、はかり知れなく重いということをまず感じ取っていただきたいと思います。  では、飯倉小学校で、どのような特色ある授業、教育プログラムをなされているかということを簡単にご説明申し上げます。これにつきましても、教育委員会皆さん方からご説明いただいたほうがよろしいかなと思いますが、私が理解している範囲内で申し上げたいと思います。  まず、教育というものは、地域のニーズ、教育のニーズ、子どものニーズ、そして保護者のニーズを絡めて学校というものがあるべきだと思います。では、私どもの保護者、地域、飯倉小学校、この三者が一体になってどのようなことが行われているかと申しますと、まず、道徳教育としての山形交流学習会、これは山形県舟形町富長小学校、堀内小学校と昭和48年から開始し、31回目を数えております。まさにこれは体験学習の教育普及に貢献しており、このときに、文部省及び都のほうでは、飯倉小学校の交流学習を模範として、国が始めております体験学習が進んだわけでございます。それだけ、小さいながらも学校がやっているところのすばらしいことを文部省は認め、それが日本全国に広まったということをご理解いただきたいと思います。  続いて、道徳教育の学校間交流、卒業保護者提案によるテレビ会議システムの導入、山形堀内小と飯倉小でテレビ会議をしております。これは平成8年に、実は私がコネットプランというものに加入して、特色ある飯倉小学校を築いたらどうですかという提案に基づきまして、採用していただきまして、今に至っているわけでございます。このような学校間交流をすることによって、小規模校に対する補完教材となるのではないかと考えております。  そして、国際理解教育、保護者による英語学習が行われております。これは今もいらっしゃいますけれども、保護者であられますアメリカからお越しの方にお願いしまして、外国人保護者、海外生活経験者によるボランティア学習が行われております。学校でネイティブな方をお雇いになってやるのではなくて、保護者が子どもと一体となって学習を進めている。これこそまさに国際理解教育の粋ではないかなと思います。  それから、郷土、学校を愛する教育としましては、飯倉っ子まつり、保護者、地域、学校の三者によるお祭り、これはつい先日、12月6日に、飯倉っ子まつりが125周年を記念して行われたことでございまして、このときには、ここにおいででいらっしゃいます入戸野教育長様、それから澤教育委員長様にお越しいただいておりまして、その席上で大きな拍手と感慨深いお考えを示していることを私は拝見しております。  次に、郷土を知る教育、かかし祭り、これは山形交流学習とともに、山形県の皆さんが東麻布においでになりまして、そこで一体となってお祭りがされております。それから、ふれあい給食。これは、今これから日本が教育的に求めなければいけない、いわゆるノーマライゼーション教育の一環としてとらえると思います。私どもの学校では、さまざまな子どもたちがいらっしゃいます。しかし、子どもたちの1人ひとりがそれを容認しながら、また保護者が容認しながら学んでいくという、すばらしい教育姿勢があるということをご存じかと思います。  また、総合学習、情操教育としましては、飯倉ミュージックバンド、これは以前高円宮杯の演奏会に、帝国ホテルに赴きまして、ミュージックバンドが演奏し、拍手喝采をいただいていることは皆様方ご承知のことと思います。これらが、いずれにしても地域住民の支援に基づいて行われているということをまずお気づきいただきたいと思います。  では、山形交流学習会について述べましょう。  山形交流学習会は、夏季の山形交流学習会と秋季の山形交流学習会があります。再会・友情・東京体験であります。11月5日の歓迎懇親会では、原田敬美港区長のごあいさつ、決意をいただきました。この中で、「舟形町と港区の末長い交流がさらに深まっていきますことをお祈りします」と、舟形町からおいでになりました石川教育長様、それから校長先生の前で、かたい決意を申されているということでございます。  この交流学習は、体験学習、心の教育、心通う交流学習、自然を愛する心、子ども同士の温かな心のきずな、人と人との出会いを大切にする心、郷土を愛し、他の地域を知る交流会を通しての道徳教育、これらが図られているわけです。これは飯倉小の伝統と歴史、心健やかな飯倉っ子を、自分の人生を築くための1つの糧であるということをご理解いただきたいと思います。  そして、この山形交歓会が、せんだっての教育委員会の中で、代替校を探すということがあったように聞いておりますが、これは絶対にあり得ないと断言します。飯倉小学校と今まで40年の長い間築いてきた郷土を思う気持ち、紆余曲折ありながら、いろいろ工夫をしながら続けてきた結果長く続いているのでございます。それを拙速に他の学校と代替をしてということは絶対不可能です。これは断言いたします。  これらの学習会が、社会を基盤とする家庭、地域、学校で、その連携協力体制のもとに行われているということをご認識いただきたいと思います。  それでは、飯倉小学校、小規模校としての特色でございます。下に掲げておりますのは、中央教育審議会等で述べられていることでございます。多くの課題を抱える日本の教育ということで書いてあります。  青少年の規範意識や道徳心、自立心の低下。いじめ、不登校、中途退学、学級崩壊、学ぶ意欲の低下。家庭や地域の教育力の低下。危機に直面する日本社会として、自信喪失感や閉塞感の広がり、倫理観や社会的使命感の喪失。少子高齢化による社会の活力低下等を言っております。このような課題があるにもかかわらず、飯倉小学校では、いじめ、不登校ゼロ。子ども1人ひとりの実態を踏まえた個に応じた指導ができているあかしでございます。それから、学年間のつき合い、思いやりある心の醸成がなされているからであります。  また、何事も自分の力で解決できる子どもが育っているということであります。1人ひとりが活躍できる時間と機会が広がり、1人ひとりの発表意欲が向上することが、せんだっての学習発表会でも、ごらんになっている入戸野教育長様、教育委員会皆さんはご理解いただいていると思います。そして、自分に合った学習ができる。国際理解学習ができているということにあります。これらは私が細かく言わなくても、教育委員会皆さんはご存じかと思います。  発言の機会を十分に与えられ、聞く、話す基礎基盤ができているからであります。空間的な、また時間的なゆとりの中で、先生やほかの子どもたちの信頼関係ができているからであります。きめ細かな指導による確かな学力が定着していることを実証しているわけでございます。私の娘は100人足らずのところで育ちましたが、先ほど申しましたように、小さな学校だから弱い目に遭うとか、いじめに遭うということは一切ございません。また、進学しても一切ございません。むしろ、発表の機会があるという自信につながって学校に行って生活しているんです。これこそ生きた学習、私が実証しております。小規模校であるところのいいところを申し上げたところでございます。  さて、11月13日に、港区教育委員会から「飯倉小学校の教育環境整備について」というのをいただきました。その中に、教育環境整備案について、前文略します。「今後においても、この地域において急激な年少人口の増加とその継続を見込むことができないなど、教育環境の整備は緊急の課題であると考えています」とおっしゃっています。確かに急激な人口増加は望めません。しかし、第3次港区基本構想の策定に係る人口推計報告書、平成13年12月に出されたものを参考にいたしますと、増加傾向の麻布、高輪、横ばいの赤坂。特に麻布支所は15年間で約8,000人の増加が見込まれるということでございます。  では、具体的にどのような状況になっているかを見たいと思います。  先ほど議会の前で、このような立派なパンフレットがあるということがわかりました。これは麻布地域の図面でございます。この中の子どもたちがどういうふうになっているかということでございます。  その表では、幼稚園3歳から5歳、幼稚園4歳から5歳、小学校6歳から11歳を示してございます。この中では、各地域、高輪、芝浦港南、赤坂、本所、麻布地域となっております。どこの地域よりも増加傾向にあります。4歳から5歳、どこの地域よりも増加傾向にあります。そして、小学校、6歳から11歳の人数にいたしますと、高輪は別として、どこの地域よりも増加傾向にあります。そしてこの期間を、増加期間1、増加期間2としますと、増加期間1においては、年間66人、増加期間2においては111人の人口増加が見込まれているということです。  すなわち、先ほど言いましたように、急激な人口増加は認められない。しかし、その後の人口増加についてはこのような推計がされているということはよくご存じかと思います。これにつきましては、後の説明者が詳細に説明させていただきますけれども、この図は6歳から11歳のものでございます。このような増加傾向を示しております。ごらんください。どこの地域よりも増加が激しいということが言えます。  すなわち、小学校をなくして、これをどうやって補てんしていくんでしょうか。必要であるということを理解していただけないのでしょうか。そして、学校というものは大規模校だけあればいいものではないのです。そこの中に、小規模校じゃないと嫌だという子どももいましょう。大規模校で切磋琢磨か知らないけれども、競争心をあおられて、そういう生活をしたいという子どももいましょう。しかし、それは学校選択希望制によって自由に選択できるはずです。その余地を残すべきです。このように、どこの地域よりも伸び率が大きいということをご理解いただきたいと思います。ましてや、芝浦港南地域におきましては、これから平成19年のところをピークにして下がっているということがわかります。詳細については、後ほどご説明させていただきます。  さて、今まで教育委員会皆さん方は、いろいろと私どもに接触していただいたことだと思います。まず、私は少し振り返ってみたいと思います。  これは公立小・中学校の統合方策についての昭和31年11月17日に文部省次官の通達として出されたものでございます。この中で、「公立小・中学校の統合方策について 答申」とあります。学校統合の基本方針の中で、学校統合は、将来の児童生徒数の増減の動向を十分に理解して、計画的に実施することとうたわれています。また、学校統合は慎重な態度で実施すべきものであって、住民に対する学校統合の意義についての啓発については特に意を用いることとしております。さらに、これからの統廃合の問題があって、昭和48年9月27日、文部次官通達といたしましては、なお、下記のような事項に留意する必要があると考えられますので、貴管云々と書いてあります。  この中で、「学校統合の意義及び学校の適正規模については、先の通達に示しているところであるが、学校規模を重視する余り、無理な学校統合を行い、地域住民等との間に紛争を生じたり、通学上著しい困難を招いたりすることを避けなければならない」と記されております。これは国からの通達でございます。また、「小規模校には、教職員と児童・生徒との人間的な触れ合いや、個別指導面で小規模校として教育上の利点も考えられるので、総合的に判断した場合、なお、小規模として存置し、充実するほうが好ましい場合もあることに留意すること」、このようにうたっております。そして、「学校統合を計画する場合には、学校の持つ地域的意義等を考えて、地域住民の理解と協力を得て行うよう努めること」ということを言っております。このような立場に立てば、これまで進めていただいたことがどういう状況であるかということがまずおわかりいただけるかと思います。  では、このように申し上げていて、飯倉小学校を具体的にどのようにするのかということを申し上げたいと思います。  先ほど示したパネルと同じでございますが、まず、地域のニーズ、教育のニーズ、子どものニーズ、保護者のニーズは、これらを子どもたちに学ばせたいということでございます。また、これらは他の学校にない、類を見ない教育内容でございます。これは先代の校長もおっしゃっていますし、また、いろんなところで耳にするのは、飯倉小学校の教育はすばらしいということを聞いております。これはまさに地域住民と保護者が一体となって進めていることでありまして、これらのことが他の学校においてできようがありません。我々はこれをさらに推進していくということをお伝えしたいと思います。他の地域、学校では実現困難な特色ある教育プログラムであるということをぜひご理解いただきたいと思います。  では、もし学校が廃校になった場合には、学校だけでなく、地域としての死滅が予想されます。これはどこの地域を見てもそれが認識できます。鞆絵小学校、桜田小学校等々見ていただいてもしかりと思います。あの地域は、子ども人口が減っているということもわかります。港区行政の中で、夜間人口が少なくて、昼間人口だけ多ければいいというものではないと思います。そのためには、学校を核とした地域、まちづくりが必要だということはだれしもご存じかと思います。  我々は、今から飯倉小PR行動と子どもの確保に努めます。これは、赤いところで示したのは今すぐです。これは長期的にわたって子どもたちを増やすという気持ちでこの線を引いております。これは少々時間はかかりますけれども、確実に増えると推測されます。特色ある学校づくりのプランの策定、国際理解教育校、また道徳教育校、情報化推進校として進めていけばいいなと思います。これは守る会の中でそのような議論をし、できれば教育委員会皆さん、学校関係者もこのご議論の中に加わっていただきまして、具体的な学校計画をつくっていただけないか、そんなふうに思います。  また、平成15年には飯倉幼稚園が廃校になりました。まさに時代のニーズに逆行するようなことかなと思います。我々は、公設民営化後に幼保一元化のプランを策定し、あそこに子どもたちがいつでも学べるような体制をつくれればいいなと思っております。まさにコミュニティスクールの実現ではないかなと思います。なお、これについては、いろんな方々とこれから相談をしていかなきゃいけないことでありまして、今私がここで申し上げたからすぐできるということでは毛頭ございませんし、そんなことは考えておりません。  そして、まちづくりプランの策定でございます。これは、学校があるからまちが繁栄するのであります。これはどこへ行っても同じです。ですから、学校を存続させ、まちづくりプランを策定していくというのが我々に求められる責務だと私は考えております。  さて、学校のまちづくりでございますけれども、飯倉小を核とする東麻布と周辺地域の発展の新たなまちづくりプランでございます。これについても、住民の皆さんとこれから議論をし、進めていくところでございますけれども、守る会といたしましては、このような気持ちでいるということを、まずご理解いただきたいと思います。  まず、このかかわります東麻布、保護者の言葉に、東麻布商店街通りを「教育の道」と言っております。そして我々は麻布いーすと通りを、また「教育の道」と言っております。この地域の中に交差する教育の道をつくって、そこにつながる飯倉小学校、これから考えたい幼保一元化施設を設置して、学校教育の場を核として、このまちを活性化したいと考えております。当然、虎ノ門地域、麻布十番、六本木地域、三田地域、御成門・芝地域については、今開発が行われてすばらしいところになっているのはご承知かなと思います。我々はそこに同じような開発が行われるように、我々の手でつくっていきたいと考えております。
     それから、飯倉小学校は防災の拠点であります。これは、ことし認定されたはずです。それが、もし万が一のときには、今度は防災拠点がなくなるという、またお粗末な段階になるのではないかなと思います。この防災拠点としての飯倉小学校は残すべきだと思います。古い街並みを保ちつつ、隣接地域を補完できるまちづくりを考えていきたいと思います。  最後になりますけれども、私どもは教育行政に対して、何も敵対するとかいうような気持ちは毛頭持っておりません。学校、地域、子ども・保護者、この三者が一体になって、しかも港区区長様、港区区議会の皆様、区民文教常任委員会の皆様、港区教育委員会の皆様とともに、信頼と連携を保ちつつ、港区らしい教育のあり方を考え、自信を持って内外に発信できる港区の教育行政を考え、教育委員会、学校、子ども・保護者、地域との信頼と連携を構築していきたいと思います。ここがそのようなモデル校となれば、他の地域にも波及し、やがて港区の教育行政がすばらしいものになるということが確信を持てます。東京の中心、港区がよくなれば、東京も日本もよくなるはずです。このような大きな気持ちを持って、この教育活動を進めていきたいと思っております。これを進めるに当たっても、教育委員会皆さんのご尽力なくしてはかなえることができません。  重ねて訴え申し上げます。飯倉小で学びたいと望む子どもの切なる願いをかなえさせてください。飯倉小で学ばせたいと望む保護者の切なる願いをかなえさせてください。山形交流学習会を通しての飯倉小、富長小、堀内小の末長い交流と、子どもたちの小さな夢と希望をかなえさせてください。舟形町の小学校では、入学するときに、交流学習会があるから入学するという希望に満ちて入学しているんです。この事業がもし途絶えたら、その子どもたちはどのようになりましょうか。飯倉小学校に入学する児童もしかりです。その児童、体験学習がなくなったら、どのようになりましょうか。それは結論を待つまでもなく理解できることではないかなと思います。  そして、今私は港区に住んでいます。港区に住んでよかった。ついの住みかとする地域でよかった、そういうふうに思いたい。そのためには、我々自身が力を出して、小学校を守り、まちづくりをし、自分自身で働いて、それで実感を得たいと思います。港区に住んでよかったと言える、飯倉小を核とする新たなまちづくりの願いをかなえさせていただきたい。そして、きょうから飯倉小発展に向けた力強い行動をぜひ見守り続けていただきたい。そして期待していただきたい。そんな気持ちできょう臨んでいるわけでございます。最後に、子ども、保護者、地域をぜひ見殺しにしないで助けてください。  私は本日、このような訴えを申し上げました。長時間にわたりまして、お話をお聞き入れいただきまして、ありがとうございました。私はきょう、私の住んでいるまちがどういうふうになるか心配でなりません。港区の小学校の教育ビジョンもきちっと示さずに、この学校が廃校になるかもしれない。そんな気持ちになったら、私はいても立ってもいられない。きょうはそんな気持ちで臨んできました。私だけの気持ちではございません。きょうご参加の地域の皆さん方は全員そのようなことを思っているわけでございます。ぜひこの気持ちをお酌み取りいただきまして、どうかお聞き入れいただきたいと思います。  私はこの場に身を捨てる気持ちで参りました。どうか私どもの地域の声を聞き入れていただくようにお願いします。どうかお願いします。 ○請願代表者(大嶋正男君) 私は東麻布初音町会長の大嶋でございます。  このたび地域、PTA、OB、この3者の地域の代表となりました大嶋でございますが、最初に教育委員会事務局の皆さんと、「この話は廃校を前提といたしませんね」ということを確認いたしまして、「そういうことはございません」と。飯倉小学校のこれからの教育に対する方針をつくるという話ならということで参加させていただきまして、準備会を含めまして、約7回ぐらい話し合いがありましたが、最初からの準備会を含めて3回ぐらいで、「飯倉小が少人数となった原因は、廃校といううわさ話だから、このうわさ話さえなくしていただければ、皆さん帰ってきますから、そのようにぜひお願いします」と言ったけれども、「それはできません」ということだけで、それ以後は、私たちの話というのは、事務局の人たちからは、廃校というものを皆さんに伝えたいという話の内容で、私たちも幾らかはわかってきましたけれども、そういうことは、「私たち地域に、PTAに、OBに、説明を何回しましたよ。そういう事務手続ということではないですね」と言ったら、「そういうわけはありません」ということで、7月14日だと思いますけれども、それで私らの会合は終わりにして、あとは地域、保護者の人に、説明会、懇談会を開いて、保護者の人たちの話を十分聞いてくださいということで、7月の23日、26日、29日だと思いますが、3回開いていただきまして、3回目に「16年3月31日に廃校ですよ」ということを伝えられたために、保護者、地域の人たちは、以後私らはあなた方は認めることもできないし、話し合いにも戻りませんということで、8月は、会議はほとんど中断しちゃったわけです。  議会の方からちょっと話を聞いて、皆さん、事務局との話もしないじゃないかということは言われましたけれども、私らが真剣になって、学校存続の問題で請願とかそういうものを出したのは、平成13年ですか、幼稚園の復活、14年度の小学校の存続ということでお願いし、あとは教育委員会事務局の人と会うたびに、「このうわさ話さえなくなれば、このように少なくなることはありませんから」と、何回もその話はしているけれども、「それはできません」。できませんと言っても、後ろでは飯倉小学校はどんどん少なくなるから、このままでは廃校になるよといううわさ話だけなんです。  昨年の7月のうちに、地域と事務局との話で、「現在の小学校の存続に対する人数は100名ですよ」。人数だけは100名ですよと言うけれども、このままでは廃校になりますよという説明もなし、どうしたらこれを増やしてもらえるんですかという説明もございません。ただ数字を100名ですよと言うだけです。小学校へ入学する7歳から12歳まで、0歳から6歳まで、合計で220名ございますけれども、その数字を示して、この数字の中で、14年度は44名、今年度は4月の時点で36名と急激になった原因は、先ほどから私が申し上げておるように、うわさ話のために、6年間学校が続かないと困るからというので、皆さんは地元へ入りたくても、保護者は子どものことを考えて、よその学校へ入学させているわけです。  「廃校はありません」と事務局から一言だけ伝えていただければ、地域に「廃校はありません」と堂々と言えるわけですけれども、事務局がそれをできませんということを、私たちは幾ら自分たちが意地を張っても、行政がやってくれないものを、うそをついてまで学校は存続しますということを伝えることができないで、現在になったような始末です。よろしくお願いします。 ○委員長沖島えみ子君) それでは、どうもありがとうございました。 ○委員秋元ゆきひさ君) 今趣旨説明を聞いていまして、私も区民文教常任委員会に長くいるのですけれども、恥ずかしくなるなと思ったんですが、今回の問題につきましても、かなり多方面からいろいろ資料、情報をお集めになって、プレゼンテーションしていただいたのかなと思うので、その意味では、野村さんのような方が教育委員に選任される、教育長に選任されるというあり方も、あるいは3年後区議会議員の選挙があるんですけれども、区長選もありますから、私は別に共産党さんみたいな言い方をするつもりはないんですが、本当に区民本位の立場に立って真摯に考えてくださる方が、議会であれ、行政の中枢に入ってこられないと、先ほど趣旨説明にもありましたけれども、私よく「お公家集団」と言っているんですが、傍聴された方はご存じかと思いますが、教育委員会が上げた議案なり説明をそのまま聞いて、ほとんど質問もしないんですね。そういう中で、役人の中で区の方向性が練られて、粛々とそのシナリオどおりに進んでいくということが本当にどうなのかなと、本当に恥ずかしいなと思って聞いていたんですが、その意味で、委員長先ほどの説明いただいたパネルを、どれだけの枚数になるかわからないですけれども、何枚かここに提示していただければ、後で審議の参考にさせていただきたいと思います。それはそれで諮っていただきたいと思います。  それと、私先ほどの方にもご質問申し上げたんですが、これは私は重要な視点だと思うので、1つ質問と、1つ確認させていただきたいんですが、13年から特色ある学校づくり、あるいは遅まきながら最近になって、本当に遅まきながらなんですが、芝小における少人数学校教育、少人数学級での学習のあり方とは全然問題が違いますから、先ほど飯倉小の7つの取り組みの中で、多くは保護者の方々が中心になって進められたんだと思うのですが、今までも何点かは教育委員会と一緒に、お話し合いの中で進めたのもあるんだろうと思うのです。  具体的に飯倉小がこういう事態になって、先ほどお話の中でも、廃校を前提にした話し合いじゃないんだよという中で、先ほどは地域の方というふうにお聞きしたんですが、学校の関係者、比較的中心におられる方々にとって、特色ある学校づくり、あるいは少人数学校としての取り組みについて、教育委員会から具体的な提案なり、そういうお話があったのかということなんです。これは先ほどの質問と一緒なんですが、その辺について、どなたがお答えになっても結構ですが。 ○請願代表者(大嶋正男君) 1度もそういうことはございません。ただ私らがお願いしたのは、こういう廃校ということがないように。芝小の問題も、11月13日ですか、廃校決定というその日に、「こういう芝小の教育というものもございますよ」と言うけれども、飯倉小の子どもたちは、そういうようなケアをしてもらう子どもが1人もおりませんから、とても楽しく学校に通っていますから、芝小の問題は飯倉小学校に持ち込んでいただきたくないんです。それだけです。 ○委員長沖島えみ子君) ほかにございませんか。 ○請願代表者(野村知義君) そのようなことは一切ないと覚えております。 ○委員秋元ゆきひさ君) 1つ確認ということで申し上げたいんですが、先ほどのパネルに、舟形町との交流会での席上でのフリップもあったと思うんですね。私もその交流会には出席しておりまして、私も同様の趣旨の区長のあいさつを聞きました。その場に参加された方もいらっしゃると思うので、私は、こんなに軽い男だとは思わなかったということを申し上げたんですが、それは何よりも皆様方が、存続にかけて「末長く」という思いと、そのあいさつについての区長の思い、そのときの趣旨がどういうものだったか、後でこの区民文教常任委員会で文書でもらいました。「あちこちで、いろんなところであいさつしているので記憶がありません。ただ、皆様方の今までのご努力に対して、敬意を表してそういうあいさつをしたんだ」ということなんですが、問題は、私もテープで撮っていたわけではないんですが、舟形町と港区との交流が末長くというふうにあったんですが、舟形町と飯倉小学校の関係者しかいない状況でしたので、当然舟形町と飯倉小学校との交流が末長くということで、これは5日の交流会でしたよね。11月21日に区民文教常任委員会があったんですが、先ほども言いましたように、その前に私は非公式に教育委員会にその内容を打診し、11月21日の区民文教常任委員会でその文書が出てきた。  これはさらに、先立つ本会議の一般質問の場でも、私、区長に確認しました。したがいまして、そのことは区長答弁でもそのことは発言を認めていますから、これは飯倉小学校と舟形町との交流についてのあいさつだったという確認を、私自身はそう受けとめているんですが、皆さんの私見ということになるかもしれませんけれども、区長発言をどのように受けとめていらっしゃるのか、ちょっと確認させていただきたい。 ○請願代表者(野村知義君) 原田区長は港区を背負って立つ方でありまして、いかなる席においても公式発言だと考えております。まして、富長小学校、堀内小学校から請願署名が来ております。これらをご存じかと思います。教育長もご臨席いただき、また小学校長、教育委員会皆さん方も席上にいる中においてのご発言でございますので、これは私は重く受けとめておりまして、もちろん飯倉小学校と富長、堀内小学校の間を末長く保っていただきたいという、切なる願い、決意だというふうに私は思います。 ○委員長沖島えみ子君) ほかに委員の方で請願者にご質問のある方。 ○委員(いのくま正一君) 先ほど統廃合の問題について、当時の文部省ですけれども、以前にUターン通達が出たという話がありました。昭和30年ごろ、学校をどんどんつぶしていけということで、国がやり過ぎちゃったということで、このままいくとつぶれ過ぎちゃうとか、地域との紛争がうんと起こっちゃうからということで、余り無理にごり押しをするなという中身と、まず地域の合意があって初めてそういうことが考えられるんだという通達だと思っております。  この中にご紹介があったように、「学校統合を計画する場合には、学校の持つ地域的意義等も考えて、十分に地域住民の理解と協力を得て行うよう努めること」というふうに通達が出されているんですけれども、これとの関係で、このとおりやられてないというのははっきりはしていると思うんですが、改めまして、この通達と、この間の教育委員会がやってきたこととか、進め方の問題とか、その辺でのお気持ちや感情がありましたら、ぜひお話しください。 ○請願代表者(野村知義君) 今ご指摘のように、そのようなことは一切ないと私は覚えております。 ○委員(いのくま正一君) それと、協議会のことで先ほどもお話ありました。教育委員会は、協議会に地域の代表の方に入ってもらって立ち上げるというために、関係者のほうから、これは統廃合を議論する協議会じゃないなということを何度も重ねて確認をされて、教育委員会は、そういうところじゃありませんと。これは実はこの委員会でも、その報告があったときに私も確認しましたけれども、そういうところじゃないと言っているわけなんですが、しかし、実際は違っていたということで、これの責任は本当に大きいと思うのです。ですから、その辺のことで、本当にだまされたというか、怒りが大分あると思うんですけれども、先ほどはお時間短かったので、少しその思いをさらに加えるとすればどんなことでしょうか。 ○請願代表者(大嶋正男君) 私の子どもも、昭和35年ごろから飯倉小学校に世話になって、現在孫も卒業しまして、今社会人になっておりますけれども、港区の教育環境整備というのは平成元年に起こったわけですけれども、当時バブルで土地がどんどん値上がりしていて、住んでいる人がいなくなる。バブルが崩壊して、その土地に高層ビルをつくって住民がいなくなった。それこそ浜松町の辺から鞆絵小学校の辺まで、5校が集まって270名かの小学校になっても、私らの東麻布地区は、皆さん一番よく知っていると思います。4月か5月に出た用途地域の容積率を配っていただいたときに、東麻布地区は大体300%、400%の容積率が大半で、それは住宅地という居住地になっているわけです。  そういう中で、よその500、600の容積率のところと違って、先ほど野村さんが発表されたように、住宅地なら年々人が増えるわけです。居住地なら増えるわけですから、その小学校をなぜ今少人数だからといって、先ほどから何回も言うように、うわさ話のためによそへ行くわけで、港区として、「飯倉小は、住宅地の中の小学校だから廃校しませんよ」ということを一言言っていただくだけで必ず帰ってくるんです。そういうことを皆さんによろしくお願いしたい。それ以上のことはございませんから。 ○請願代表者(野村知義君) 学校の規模論で行きますと、確かに基準を外れているかなと思います。しかし、港区において100人前後の学校、小学校については幾つありましょうか。ましてや中学校については、70人前後の学校というのが4校ございます。学校の適正基準から言いますと、中学校は200人であります。小学校は100人。それを比例配分してみてください。中学校はまさにその半分、三十数名しかいないということがわかるかと思います。したがいまして、この論議を進めるときに、数の論理だけではいけないということをご認識いただきたいと思います。 ○委員長沖島えみ子君) ほかにいかがでしょうか。 ○委員(なかまえ由紀君) 先ほどご説明の冒頭の中で、16年度の入学希望者6人というふうにあったんですけれども、未就学児保護者による飯倉小学校存続要求請願では、もっと大勢の方が署名されているわけで、その6人というのは、どういう確認を経て6人という数字になっているんでしょうか。 ○請願代表者(野村知義君) これは教育委員会から発行されました12月2日付の報告によりまして、その数字をいただきました。 ○委員長沖島えみ子君) ほかにございませんか。  それでは、どうもありがとうございました。    ─────────────────────────────────── ○委員長沖島えみ子君) 次に、審議事項(4)「請願15第48号 飯倉小学校卒業生保護者による飯倉小学校存続に関する請願」の趣旨説明をお受けしたいと思います。  請願者の福神三平さんがお見えになっております。福神さん、前のほうへどうぞ。  請願文を書記に朗読していただきます。                    (職員朗読) ○委員長沖島えみ子君) それでは、福神さん、どうぞよろしくお願いいたします。 ○請願代表者(福神三平君) 私は東麻布3丁目に住む福神と言います。子どもが2人おりまして、娘と息子、それぞれ飯倉の卒業生です。それから、ここにいらっしゃる松井さんも息子さんが1人いらっしゃいまして、飯倉の卒業生です。  今回請願の理由に関する補足の説明をさせていただきたいと思います。  請願の理由の要点は3つあります。  第1は、港区教育委員会から地域住民、保護者への説明不足です。事の始まりはこの説明不足にあり、相互の信頼関係が失われたまま感情論がぶつかり合うまでになっていることです。教育委員会と地域住民、保護者が、1度冷静になって話し合うことが必要です。  第2は、港区教育委員会が廃校のよりどころとしている港区立学校適正規模等審議会の答申についての問題です。この答申は15年前の状況で出されたもので、現在の状況を全く反映していません。今教育改革で問われているのは、規模の問題というよりは、教師の教える力であり、小規模であっても魅力ある授業カリキュラムをつくれる教師であれば、現在の教育の抱える問題にほとんど答えられるはずです。この答申そのものが再考されるべきものであり、飯倉小廃校の前に取り組むべき問題ではないでしょうか。少子高齢化社会の中で、規模を前提とした教育論だけではもはや問題は解決しないはずです。  第3番目として、今まで教育委員会との話し合いの中で余り取り上げられてこなかった問題があることです。それは、将来も子どもが少ないのかという問題です。委員のお手元に配付した資料は、第3次港区基本構想による地域別年少者人口、3歳から14歳の推計というデータで、港区立小・中学校配置計画等検討委員会で配られた資料です。区政情報室でコピーしてきたものです。  それによりますと、平成15年から28年にかけて、港区の全体及び一部の地域区分の幼稚園、小学校、中学校の年齢区分の人口の推移が数字で示されています。黄色いラインで引いてある全体の小学校の欄を見てみますと、平成15年6,388人。これは傍聴の方には手元にないと思いますけれども、6歳から11歳の平成15年の小学生人数です。それが、平成28年には8,696人となり、何と2,308人増加します。  わかりやすくするために平成15年を100とすると、平成28年は、全体では136という指数になります。同様に赤色ラインで書いてある飯倉小が含まれている麻布地域の小学生は、平成15年には1,493人、平成23年には2,449人となり、何と956人も増加します。平成15年を同じく100とすると、平成28年には164となります。先ほど野村さんが説明しましたが、港区全体及び他の地域が、15年から28年にかけて、およそ100から136前後という増加傾向を示しますが、麻布地域のみ100から164という、他の地域より大きな小学生の人口増加があることがわかります。  これをもう少しわかりやすくするために、グラフにしたのが2枚目の資料です。  平成15年から19年までは、小学生の緩やかな人口増加が続きますが、平成19年を境に明らかに人口増加の勾配が違ってくることがわかります。今まで少ない少ないと言われてきた小学生は、増え続けるのです。ちなみに、先ほどの麻布地域で増える956人という数字を、全体の増加の2,308人で割りますと、41.4%、要するに港区全体の小学生増加人口の4割を麻布地域が占めるということです。  過去と現在だけを見て、小学校を廃校にすると、将来学校が足りなくなったり、ぎゅうぎゅう詰めの学校になったりすることはないのでしょうか。今のうちに廃校にしないと、小学生人口が増加したとき廃校しにくくなると考えているのではないかと勘ぐるのは、教育委員会にいじめ続けられている私たちのひがみでしょうか。廃校に税金を使い、足りなくなったら学校をつくるのにまた税金を使うというような、木を見て森を見ないような短絡的な施策はもうやめましょう。  データからわかるように、小学生の人口は、飯倉小に限らず、平成19年までは非常に緩やかな増加しかありません。しかも、今回のような教育委員会からの仕打ちを受けた飯倉小は、今後1、2年厳しい状況が続くと思われます。どうか5、6年の長期的な視点を持って、飯倉小の存続を温かく見守ってほしいと思います。  以上です。 ○委員長沖島えみ子君) では、委員の方で請願者にご質問のある方。 ○委員(いのくま正一君) 人口のことで驚きますけれども、これは教育委員会は、港区の最上位の基本構想を決めるその資料で出たわけですから、当然承知していると思うんですよね。それを地域の関係者とか保護者と、将来人口が増えていくという話し合いというのは、教育委員会のほうからは全然なかったんでしょうか。 ○請願代表者(福神三平君) 私は、教育委員会飯倉小学校の講堂の打ち合わせが3回ほどありまして、そのときに2回ほど出ていますけれども、それまでは聞いた覚えがありません。それでこういう問題がありますので、ぜひとも言っておきたいと思いまして、請願の理由の補足ということでさせていただきました。 ○委員長沖島えみ子君) ほかにございませんか。 ○委員秋元ゆきひさ君) 視点を変えて1つだけ質問をさせていただきたいんですが、個人的なご意見ということで伺わせていただければと思うんですけれども、先ほど趣旨説明の中にも、少数人数の学校教育の経費の問題というのが出ていたかなと思うんですが、一方で、父も私も青南小学校なんですが、一部の学校では大規模校というのが存在していまして、実態として皆さんよくご存じのとおり、住所を移してかなりの人数の越境入学がある。  そうしますと、経費の問題ということであるならば、少人数学校が問題であるとするならば、そういった大人数の小学校のあり方というのも、別の区でもそういう議論があったというのは新聞報道で確認しているんですが、そういったことも経費の問題としてとらえるのであれば、一方でまた議論になければならないのかなと思うのですが、教育委員会あるいは教育委員会事務局としても、公式の場で発言しているから、私もそうだろうというふうには信じているんですが、経費あるいは財政的な問題ではないということは、飯倉小の問題については言っているんですが、一般論ということでも結構なんですが、その辺でご感想、お考えがあったらお聞かせいただければなと思うのです。 ○請願代表者(福神三平君) 非常に私見ですけれども、学校選択希望制があるということが、一種それの救いになるのではないかということが1つ考えられると思います。要するに、大規模校が嫌ならば小規模校へ移動できる。  それと経費の問題というのは、何でそういうことを言うのかわからないんですが、例が適切かどうかわかりませんが、介護老人がいて、介護をしていない家庭があって、介護をしている人間に対して手厚く施策をしているから、そっちは不公平で、介護がない人間については、何もしないのは不公平だというようなことはないと思うんです。公教育としてやらなければならないものは、少なくても多くてもやらなければならない。私はそう思います。 ○委員長沖島えみ子君) いかがですか。ほかにございますか。ございませんか。  それでは、どうもありがとうございました。    ─────────────────────────────────── ○委員長沖島えみ子君) 請願者趣旨説明は、申し入れのあった方については終わりました。  委員会は暫時休憩といたします。                 午後 3時26分 休憩               (休憩のまま再開に至らなかった)...